合格ママ推薦図書
「ドリトル先生物語」を推薦する理由
合格ママから推薦していただいた本は、私も入手して12月から1月にかけて読ませていただいております。
お子様が好んで読んでいた本の中には、お子様の心を引きつけて離さない、貴重な情報が色々散りばめられているものです。
本のどの部分からどのように、どんなことを学んでお子様が表現するに至ったのかを、絵画工作を担当する講師の目から出来る限りの想像力を働かせて分析をしております。
そんな多くの推薦本の中で、是非推薦したいのが、どんな困難に遭遇しても決して諦めずに自分で考えて工夫して生きていく主人公を画いた「ドリトル先生物語」です。
今回推薦していただいたご家庭の教育方針として、決して諦めずに何事も最後までやり抜こうと!いう家族の指針があったそうです。
どんな困難にぶつかっても、決してあきらめずに自分の力で考えて、工夫して乗り越えていけるような大人になってほしい、その力を身につけさせるために家族一丸となって、今日まで歩んでこられたそうです。
お母様からそのお話を聞いて、確かに、このお子様は工作においては難易度が高い課題でも最後まで決して諦めないで真剣に取り組む姿勢が常に感じられたのは、そんなご家庭の教育方針が根底にあったからだと、納得しました。
その力とは、受験の考査の時にも、当然ながら、必要不可欠な力なのです。
出されたお題に対して、限られた材料、限られた時間の中で、自分の力で考えて、最高のものをつくり出さなくてはいけないからです。
この本に登場する、動物の言葉がわかるお医者さん、ドリトル先生とトミィは、あらゆる困難に遭遇しても、工夫して立ち向かっていく様子が、お子様目線で丁寧に書かれています。
このお子様は、9さいの男の子トミィに自分を投影させて、本の世界でいくつもの冒険をして、困難を乗り越えた達成感を共有していたのかもしれません。
また、登場する動物達がとても魅力的に描かれているところが、推薦する理由に上がっていました。
リス、モモンガ、ネズミ、犬、ワニ、ヘビ、カメ、カタツムリ、カエル、トカゲ、イルカ、クジラ、オットセイ、スズメ、フクロウ、アヒル、カモメ、ウマ、ハシビロコウ、カブトムシなどのイラスト入りです。
最後の方のページには宇宙の絵(地球・惑星・月・星)も描かれてあり、小学校受験に必要とされるものが全てこの1冊の本の中にモーラされていますので是非とも推薦を致します。
お子様に勇気と希望を与える、本の最後を締めくくる力強い言葉が印象的です。
2017. 1.28 アトリエ萠美講座ブログ投稿記事より
合格ママ推薦図書
「ドリトル先生物語」と「ノアの箱舟」
私の教材をご購入いただいたお客様やブログを読んでくださっている読者の方々から、メールを通して嬉しいフィードバックがあり、大変励みになっております。
本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
1月28日の講座ブログに、合格ママからの推薦本「ドリトル先生物語」の記事を書いたのですが、その日からまだ4日しか経っていないのに、嬉しいリスポンスがありましたので、ここでご紹介いたします。
早速、「ドリトル先生」を読みました。娘は読書が好きなので、あっという間に一人で読破してしまいました。内容・感想については、これからじっくり話してみようと思っています。
とメールには記されていました。
私の講座ブログは、受験において大切だと思われる情報を発信してゆくために2016年の9月から始めたものです。
幼稚園・小学校受験に必要なのは、得られた情報を自分のお子様に当てはめて、限られた期間の中でどのように活かすかが大切です。
得られた数多くの情報の中から、何が大切かを見極めて、良いと思ったら、保護者の方々はフットワーク軽く行動に移していただきたいと思います。
そしてお子様にとってベストなタイミングを見定めて提示してあげて、親として話題を共有してあげることが重要です。
この度、メールをくださったお母様の即効性のある行動力には驚きました。
また、文末には
「内容・感想については、これからじっくり子どもと話してみようと思っています」
と結んでありました。
そこからは、お子様と一つの話題を共有していこうという親としての姿勢が、これからもお子様の心を継続的に育んでいくと言うことが容易に想像できました。
お気づきかと思いますが「ドリトル先生物語」の本の中には、注釈が必要な言葉が数多く使われていますが、本の左側には簡単な補足説明文もありますから、今まで知らなかった言葉を知っていく喜びを感じられる本でもあります。
特に91ページに「ノアの箱舟」の説明が3行にわたって書かれていますが、「ノアの箱舟」は、アトリエ萠美の特別講習の時に、必ず取り上げる課題画の一つです。
その時に「ノアの箱舟」の話の内容が知識として入っているお子様と、全く知らないお子様とでは、同じ授業を受けたとしても、残念ながら吸収力に違いが出てきてしまうのです。
昨年度の聖心女子学院初等科の考査には、「行動観察時に動物の絵を描きましょう」というお題が出たそうです。
アトリエ萠美の夏期講習で「ノアの箱舟」を題材にレッスンをしましたが、その時にノアが作った箱舟に乗っている沢山の動物達と虹の絵を描きました。
合格報告にきていただいたお母様から「夏期講習の時に、動物の顔を沢山描いたので、自信を持って描くことができて試験に役立ちました」と嬉しいお言葉をいただき嬉しかったです。
これから受験を控えている皆々様
受験を好期と前向きに考えていただき、本を通じて知識を広げる努力を意識的に行なって、健やかなお子様の情緒を育んでいっていただきたいと願っております。
それは、必ず合格への道に近づいていくことだと、私は信じております。
2017. 2. 2 アトリエ萠美 講座ブログ 投稿記事より
合格ママ推薦図書
面接試験で役立った「ドリトル先生物語」
昨年度の合格ママから「ドリトル先生物語」を推薦いただき、2017年1月28日の講座ブログにて、推薦する理由の記事を書かせていただきました。
その日の私のブログ記事を読んで、「本を入手して読みました」と報告をしてくださった、アトリエ萠美の生徒の保護者の方は、とても多かったです。
既に平仮名が読めるお子様は「1日で子供が全部読みました」というご家庭もあれば、子供から何度も「読んで!読んで!」とせがまれました、というご家庭もありました。
本日、アトリエに報告に来てくださったお母様も、1月の私のブログ記事を読んで「ドリトル先生物語」を購入して、早速、子供に読み聞かせたそうです。
どんな困難に対しても、果敢に挑戦して乗り越えていくストーリーが、お子様の心を掴んで離さない素晴らしい本だと思ってくださったようです。
今回のお話は、早稲田実業1次試験に合格して、面接である2次試験に向かう時のお話をお伝え致します。
考査会場では、自分の順番が来るまで静かに待っていられるように、本を持参するご家庭が多いのですが、このお子様は試験当日
「持っていく本は『ドリトル先生物語』がいい!」
と言って自宅の本棚から、「ドリトル先生物語」の本を選んで、家を出たそうです。
新宿駅から国分寺駅まで、中央線で移動している電車の中では、お父様が「ドリトル先生物語」を読んでくれたそうです。
本を読み終わった後は、お父様が本の内容に関して質問して、お子様が答えると言うクイズをしてくれて、とても楽しい時間を過ごして、2次試験の考査会場に向かったそうです。
早稲田実業2次試験 面接試験の質問
「今日はどのように来ましたか?」「電車の中でしてはいけないことは何ですか?」という先生方からの公共マナーについてのお決まりの質問の後に「電車の中で何をしましたか?」と質問されたそうです。
その時、お子様は元気よく「お父様に本を読んでもらいました」と答えたそうです。
「それはどんな本ですか?」と掘り下げられたので、お子様は「『ドリトル先生物語』を読んでもらいました」と嬉しそうに答えたそうです。
「それ以外にどんな事をしましたか?」との質問には「『ドリトル先生物語』についてお父様がクイズを出してくれたので、答えていました」と返したそうです。
するとさらに掘り下げ質問が来て「それはどんなクイズですか?」と聞かれたそうです。
そのお子様は「ドリトル先生とは何をしている人ですか?」とか「物語の内容についてのクイズです」とハキハキと答えたそうです。
それからも質問は沢山続いたそうでしたが、そのお子様は2次試験にも、見事に合格をいただくことができました。
アトリエ萠美から早稲田実業を受験して、絵画や工作のある1次試験を通過する生徒さんは多いのですが、2次試験での面接でご縁をいただけない生徒さんが多いのも事実です。
ここで、難関である早稲田実業の面接試験の質疑応答において、好印象を与えられたのではないか、と思う3つのポイントを簡単に解説したいと思います。
①記憶に鮮明に残る内容なので、ハキハキと答えられた
お子様にとって、大好きな本をお父様が読んでくださり、クイズをしたりして電車の中で過ごした時間は、とても楽しい時間であったと思います。そんな楽しい出来事を、テスターの方々に話す時のお子様の声にはハリがあり、表情は生き生きとしていた事でしょう。また、大好きな本なので、内容の理解度が高いので、お父様が出したクイズには全問正解して、これから面接試験に臨むためのモチベーションが、かなり上がったのではないでしょうか。
②好きな本として「ドリトル先生物語」を選んだこと
直面する様々な事柄に対して、ひるむことなく知恵を絞り、果敢に挑戦して、困難を乗り越えていく、サクセスストーリーに共鳴できるお子様には、自己肯定感があり、それはお子様をキラキラと輝かせてくれます。日常生活において、保護者の方が、小さな達成感を積み上げていけるような、良い環境を整備しているご家庭のお子様であると、テスターの方々には、容易に推察された事でしょう。
③電車の中で静かに本を読むことができる父子関係
母親がお子様に対して、読み聞かせをするご家庭は多いのですが、ここでは父子関係が良好であるとアピールできたのではないでしょうか。早稲田実業は、父親が積極的に子どもと関わりを持つご家庭のお子様が欲しいと思っています。更に、読み終わった後、本の内容のクイズを出すという父親の知的対応の素晴らしさ、面接試験のウオーミングアップは万全です。その話を聞いた校長先生においては、「是が非でも我が校に入ってもらいたい!」と思わせた事、間違いなしです。
2017.12.18 アトリエ萠美講座ブログ投稿記事より